教育が変われば、社会が変わる

2025.08.09

不登校の子どもが全国で34万人を超えています。
これは、子どもたちが弱くなったからではありません。
むしろ、今の教育のあり方に対する、静かなメッセージなのかもしれません。


「正解だけを求める」学びの限界

私は25年間、小学校で子どもたちと向き合ってきました。
そこで見てきたのは、「点数が取れること=勉強ができること」という物差しに縛られた学び。
決められた答えを覚え、規律を守り、教師に従うことが「よい子」の条件になっていました。

もちろん秩序は必要です。
ですが、それが行き過ぎれば、子どもは自分の意見や疑問を心の奥にしまい込みます。
間違いを恐れ、正しさを押し付けられたまま育つことで、
多様な価値観を受け入れる力や、自分で考える習慣が弱まってしまいます。


教育は社会をつくる土台

教育は、子どもの将来だけでなく、社会全体の在り方を形づくります。

  • 「正解がひとつ」と信じて育てば、違う価値観に不寛容になる

  • 「競争で勝て」と刷り込まれれば、他人の幸せを喜べなくなる

  • 「叱られて育つ」経験ばかりなら、自分にも他人にも厳しすぎる大人になる

学校で育つ思考や感情は、そのまま会社や家庭、地域、政治、制度の土台となっていきます。


オルタナティブスクールという選択

だから私は、学校を飛び出し、オルタナティブスクールを立ち上げました。
ここは、子どもが自分に合った学び方を選び、探究を深められる場所です。

同時に、大人も自分の教育観や価値観と向き合い、
「どんな未来を子どもたちに手渡したいか」を考える場として、
《知行共育モデル》という学びの仕組みを講座として広げています。

私が大切にしているのは、

  • 自己肯定感を育てる

  • 学びと行動をつなげる

  • 共に育ち合う文化をつくる

こうして育った一人ひとりの「生きる力」が、やがて社会の形をも変えていきます。


学びの質が変われば、社会も変わる

ジェンダー、貧困、孤立、無関心、働き方、政治参加……
どの課題も、「学びの質」が変われば必ず変わります。
教育は目には見えませんが、確かに社会を支えるインフラなのです。


未来をつくるのは、一人ひとりの選択から

教育は、命の使い方を学び、人生を形づくる営みです。
誰もが自分の可能性を信じられる社会は、きっともっと優しく、強くなれます。

そのために、私たちは学校の内外にかかわらず、問い続け、つくり続ける大人でありたい。

教育を見直し、共に未来の社会をつくりませんか。
その始まりは、私たち一人ひとりの選択からです。

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