
1. 体験格差が生む見えない壁
新学期の教室では、子どもたちが夏休みの思い出を語り合う姿がよく見られます。
「沖縄に行った」
「キャンプで流れ星を見た」
……そんな話題の隣で、「ずっと家にいた」と小さな声で話す子もいます。
これは単なる思い出の違いではありません。
子どもの成長にとって、「どんな体験を積み重ねているか」は、自己肯定感や将来の可能性に大きな影響を与えます。
体験格差と呼ばれるものです。
家庭の経済状況や環境によって体験が左右されることは避けられません。
けれども本当に大切なのは、体験の「量」より「質」なのです。
2. 「意味ある体験」が子どもを育てる
子どもの心を育てるのは、必ずしも特別な旅行や高価な習い事ではありません。
- 身近な自然を観察する
- 友達と遊びのルールを話し合う
- 自分の意見を安心して言える対話の場がある
こうした日常の中の「意味ある体験」が、学びへの意欲や自己肯定感を支える土台になります。
学びとは、単なる知識の詰め込みではなく、「自分で問いを立て、考え、誰かと共有するプロセス」 なのです。
3. 学VIVAが大切にしていること
私が主宰する「学VIVA」は、そんな「意味ある体験」を子どもたちに届ける場所です。
ここで大切にしている3つを紹介します。
- 主体性
子ども自身が「やってみたい」から学びが始まります。 - 対話
教えるのではなく、問いを一緒に考え、深め合います。 - 遊び
ゲームや創作活動を通じて、自然に学びと関係性が育ちます。
4. 学VIVAで実際に起きたこと
先日、ある中学生が体験に来てくれました。もう4〜5回目の参加です。
最初は朝が苦手で表情も硬かった彼が、この日は9時半に少しはにかみながら来所。
初めて会った頃よりもずっと明るく、よく喋るようになっていました。
午前中は「台風ってどんなやつ?」という話から学びをスタート。
台風の発生場所や熱帯低気圧との違い、気圧や風の仕組みをマインドマップで広げていきました。
最後には「台風はいいやつ?悪いやつ?」という哲学的な問いまで。気象学と哲学が自然に交わる探究の時間でした。
午後はボードゲーム。カタンと人生ゲームで盛り上がり、笑顔の中で互いに作戦を考えたり、未来の話をしたりしました。遊びながらコミュニケーションが深まり、自然に学びが広がっていく時間です。
5. 学VIVAに通うメリット
学VIVAに来ることで、子どもたちは次のような力を育んでいきます。
- 自己肯定感:「自分でもできた」「ここにいていい」という小さな成功体験の積み重ね
- 探究心:気になったことを深掘りし、知識をつなげる習慣
- 共感力と表現力:対話やゲームを通じて、自然に人と関わる力
- レジリエンス:勝ち負けや失敗を経験しながら、また挑戦する回復力
これらはテストの点数では測れないけれど、社会で生きるうえで欠かせない力です。
6. 経済的な格差を超えて
学VIVAのもう一つの特徴は、経済的な制約に左右されにくいことです。
高額な旅行や習い事をしなくても、安心できる環境で「問い・遊び・対話」を繰り返すことこそが、子どもにとっての本物の体験になるからです。
「どんな家庭に生まれても、子どもが意味ある学びに出会える場所を」
その思いで学VIVAを運営しています。
7. 一緒に学び合う仲間を待っています😄
不登校や学校生活に不安を抱えている子も、もっと自分らしく学びたい子も、学VIVAは安心して来られる場所です。
ここでの体験は、きっと子どもの未来を照らす力になるはずです。
👉 見学や体験はお気軽にお問い合わせください。
一緒に「意味ある学び」を育んでいきましょう。